廃線跡を行く3
所用で喜多方に行くことがあり
そのついでに、以前から見たかった旧国鉄の日中線跡を
辿ることにしました。
日中線は元々喜多方−米沢間を結ぶ路線として計画していましたが
昭和初期に喜多方−熱塩温泉間の11Kmが完成したところで戦争となり
その先の工事は中断、戦後も工事が再開されないで
1984年にそのまま廃止となりました。
ちなみに熱塩温泉−米沢間は約30Kmでそれほど遠くないです。
もう少し頑張って全線開通していたら廃止の憂き目にはあってなかったのでは。
喜多方駅から少し先ぐらいの廃線跡は3Kmほど、遊歩道として整備されています。
遊歩道の途中に当時の機関車が保存されています。
遊歩道から先は一般道になりさらに砂利道になり途切れていました。
熱塩駅まではもうどのあたりが鉄道跡かほぼ不明です。
終点の熱塩駅は日中線記念館として保存されています。
駅内部には当時の資料が展示しています。
入場料無料で無人でしたが、待合室に温かいコーヒーが用意してありました。
横にあるカンカンに100円入れたら無料で飲んでいいみたいです...
又、無人の野菜販売コーナーもあったので、地元の人が管理しているのでしょうね。
線路側から見た駅
駅近くの転車台跡
駅近くには当時のラッセル車と客車が保存していました。
ラッセル車と客車の中に入れます。
たしかに子供の時、このタイプの客車に乗っていました。
見学を終えての帰り、丁度近くの鉄橋を「SLばんえつ物語」号が
走っていました。
このSLも、新津第一小学校で30年間モスボール状態だったのを
現役復帰させたのだから、
今日見たSLも再び走ることは...ないかな...